君が人生の時 雑観
『君が人生の時』2017年 6月
新国立劇場 中劇場
公演が終わったので。
新国のレパートリーに坂本くんが主演するってきいて喜びが大きかった。
ジャニーズ主催公演は色んな挑戦ができるからとってもワクワクするけど
外部に呼ばれるっていうのはその枠を超えて認められてる、期待されてるってことだと思うから。
そしてそれが新国立劇場だなんて、いやあ、うれしい!!笑
国立だからね!笑
劇場でお世話になった演劇の先生とかにばったり会ったりしたし、高校の後輩とかも結構見にきてたりしたし、
新国の主催公演なだけあって色んな人が観にきてて、今まで坂本くんの芝居を観たことない人に観てもらえるのはとってもうれしい。
何よりも坂本くん、おめでとうございます。
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ニックの酒場が舞台。
定点カメラのようにずっと流れていく芝居に、特別ドラマチックな展開はなかったけれど色んな事情や背景を抱えた人が出入りする。
売春婦、求職中のパフォーマー、青年、新聞売り、その日暮らしの老人、マダム、、そしてジョー
それらを包み込む「安酒場」という空間はとても面白いし、お節介に色々してやらなくてもそういう人たちを認めて置いている。その人たちの生活の内のささやかな瞬間を提供していると思った。
わたしのバイト先もほんと色んな人がきて治安もよくないけど
ムカつくわあって思いながら働いているけど、なんかこのお客さんにもそれぞれいろんなドラマがあるんだなあって思うともっと愛情を持てるような気がしてきたし そういう空間もアリだなって思ってきた。
ジョー自身のはなし
ジョーは自分のことを学生って言った
(実際はおっさん 坂本くんが演じてるしね)
「何にも知らないから学んでいる」
って言ってた。
(この時『フランケンシュタイン』の怪物のことを思い出してた)
ジョーが一日中ニックの酒場で飲んだくれてるだけなのに何故あんなにも大金を持ち合わせているかという点で、
戦争特需でなんにもしなくてもいつもお金が入ってくるっていうことは台詞から窺い知れた。
具体的には株らしい(人から聞いた話。パンフか原作に載ってるのかな??)
「お金は誰かから奪ったもの」
という表現が印象的だった。
お金はめぐるもの、お金は天下の回りもの
という表現はよく耳にするけど
ジョーは「奪った」と言った。
それは間違いではないのかもしれないけど。
シャンパンを飲んでいる間にもお金は増え続けるし、ジョー自身は手を汚していない。
そのお金をばらまくかのように周りの人々に使う。
そしてとても紳士的で、子どものような好奇心もある。
ジョーは戦争の片棒を担いでいるという罪の意識のようなものからそうやって周囲にお金をばらまいて幸せにしてやろうと思っているのかな
んーいや、違う気がする 笑
もっとドライで自分の欲求とかもうないっていうかすごい何かを成し遂げようとか思ってないんだろうなっていう
ほんと金持ちの道楽っていうか…
あ、なんかそういけば外国は金持ちは貯蓄よりも他人のために使うよね
ビルゲイツとかそんな感じだよね
あ、そういうことかも 文化の違いだわこれ
まあでもなんかジョーは色んな遊びも土地も知ってて達観してて
増える富と終わらない戦争との間で複雑な気持ちなんじゃないのかなって思う
てすと
はてぶろを初めて見たけどどのように書けばいいのだろうてすとてすとてすと
坂本くんは文句なしにカッコいいし
淳太くんは文句言いつつもかわいい
人生は素晴らしい